三嶋亭と言えば、京都寺町三条に京町家造りの店構えをもつ本店があるすき焼きを供する老舗です。
創業は1873年で、創業者である三嶌兼吉氏が長崎で学んだ牛鍋をベースにすき焼きの提供を始めました。
今では、京都のすき焼きを提供する代表格となっております。
三嶋亭は本店以外に京都高島屋と京都大丸にも店舗がありますが、その中でも、京都大丸の店舗はデパ地下にある精肉・弁当・惣菜販売の店舗のイートインとして設置されているので、とても敷居が低く、予約もなしに気軽に楽しめる店舗かと思います。
店内は、カウンター席が7席しかなので、時間帯によっては混み合いますが、メニューなども少数精鋭となっているためか、比較的待ち時間も少なく感じます。
メニューは、すき焼き膳、あみ焼き膳、サーロインステーキ膳、サイコロステーキ膳、ステーキ膳、牛肉丼、冷しゃぶ膳となっており、サイコロステーキ膳と冷しゃぶ膳は7月から9月末までの3か月間の期間限定メニューとなっています。
また、テイクアウトメニューとして、すき焼き・ステーキ・牛丼・そぼろ弁当、すき焼き風牛肉コロッケが用意されていますので、購入してホテルなどで食べるのも悪くないと思います。
すき焼き膳
やはり、三嶋亭としてはすき焼き膳は外せないメニューかと思います。すき焼きは全て調理された状態で、供されますので、私の様にお店の方が調理してたべさせていただくサービスが苦手な人にはちょうど良いかもしれません。
味的には、関西風すき焼きで、甘味がとても強く感じる味付けとなっています。
丸い麩が入っていたり、九条ネギを使っているところが、関西、京都を感じさせます。
使っている肉も、面積の広い肉を使っているので、一口で食べるのはとても勿体ない感じがします。
見た目は焼肉のようにも見えますが、口の中に入れるととろけそうなほど柔らかいお肉でしたので、満足度はとても高いと感じました。
あみ焼き膳
あみ焼き膳は名の通り、牛肉を網焼きで焼いたお肉が供されるセットとなります。見た目はキャベツなどの野菜が添えられていることもあり、いわゆる焼肉定食のように見えます。
牛肉は、5cm四方くらいの大きさにカットされており、とても美味しいタレで焼かれているので、ご飯が進む進むです。
味はやはり三嶋亭ということもあり、悪くはありませんが、少し濃い目の味付けではないかと感じました。タレも別添えされていますので、逆に濃い目でご飯を食べたい方にもちょうどいいかもしれません。
初めての来店で食べるのであれば、すき焼きの三嶋亭ですので、すき焼き膳から試してみた方が良いかもしれません。
京都限定 三嶋亭 牛肉しぐれ煮(袋入)80g
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